読者の皆さんは鰻は好きですか? 私は大好きです。ところで私は子供時代に鰻に関わる笑い話があります。私は竹田の産ですから、魚類については無知に近かったです。あるとき、釣り竿をもって近く(と言っても数キロ歩かないといけませんが)の川に釣りに出かけました。
釣り竿は竹です。竹に釣り糸と錘、ウキ、釣り針等をくっつけた玩具の様な釣り竿です。子ども乍らにも幅の広い川に釣り糸を垂れますが、釣れません。どの位時間が経ったのでしょうか。小さな水路に場所を移して釣り竿を垂らしました。暫くしてヒットしました。引き上げてみると細長いウネウネした魚?です。「うわっ、蛇だ!」と叫んでその場を離れました。
その後落ち着いて考えてみたら「あれが鰻というものではなかったのか」と気が付いたのです。家に帰った母ちゃんに事の顛末を話すと笑ったのを記憶しています。それ以来私は鰻が大好きになりました。子どもの時には鰻を食べたことはありませんでした。
佐伯市に山田水産という会社があります。日本経済新聞でも時々記事が掲載されます。なぜって? それは鰻の完全養殖に成功しているからです。鰻の生態は良く分かっていません。川で大きくなった鰻が太平洋のど真ん中に帰っていき、深海で卵を産み、孵化した後は海流に乗ってまた日本の川に戻ってくる。こんな生態らしいのです。
それ故に完全養殖ができるのであれば、ウナギの資源枯渇問題は完全になくなります(と思います)。山田水産は一匹4500円でかば焼きを売り出すそうです。まだ年間の生産量が1万匹と少数です。これがやがて数十万匹、いや百万匹単位とまで増えていけば、安定した価格で鰻が食べられるというものです。その時期は案外と早いかもしれません。こうご期待です。
