毎日、特殊詐欺に係る事件報道が途切れることがありません。大分合同新聞の最終面には、ロマンス詐欺や投資詐欺など善人を騙してお金を奪い取る悪事の事例が連日載っています。にも拘わらず、同じような手口で引っかかるのです。何故、人は騙されるのでしょうか。その理由や背景を知りたいものです。
1つには「私は騙されない」と信じ切っているのかもしれません。騙す方のテクニックは日々進化しています。最近でも大阪国税局の職員が警察官を名乗る電話に騙されて259件の情報が漏洩したことが報道されました。国税庁の職員ですよ。税務署職員を名乗る偽職員の事案も多いことから、局内では注意喚起がなされていたはずです。それでも引っかかる。騙された方が悪いのではありません。相手が上手だったのです。自分は大丈夫と過信していると人は容易に騙されるのです。注意したいものです。
2つ目には情報収集・確認の手段が偏っているのではないでしょうか。TVや新聞、ネット等で詐欺事件について多く報道されています。しかし特定の情報源しか利用しない人達には、被害に遭った事案についての情報が入手できないのです。広く、多角的に情報源を持つ。これが詐欺事件にあわない対策として有効だと思います。
3つ目には直ぐに行動してしまうということかな? 偽警察官から逮捕状が発出されるとか捜査に入ると脅かされると、すわ大事と出金し、即振込みという行動を取ってしまうのでしょう。ここは一呼吸置くことにしましょう。「この電話は偽ではないか」とか、「警察署や親族に電話をしてみよう」とかのアクションをとってみましょう。一呼吸入れて他者から「それは詐欺ではないか?」と一言聞けば、「騙されないぞ」と意を強くするものです。
詐欺事件に遭ってしまう心理的背景等を綴ってきました。しかし私もいつ遭うかもしれません。上記3つのポイントを心の中に占め込んでおいて、不可解な電話等があったときは、落ち着いて対応したいと思います。皆様方も特殊詐欺にあわない様にお気をつけください。
