士業の事務所経営は難しい。33年間、中小企業診断士や特定社会保険労務士など士業経営をしてきた私の偽りざる本音です。私は今年から週4日勤務としています。事務所の経営は実質的に副所長がしています。というのも当職事務所の士業の中心が中小企業診断士業から社労士業や行政書士業へと移行しているためです。
お陰様で毎年の売上高予算は達成しています。有難いことです。私の仕事時間は少なくなっているものの、予算達成が続いているのは副所長の働きによるものです。大いに感謝しています。それと何故か毎年複数の新規契約が取れているのも一因です。中小企業診断士業は一時的には大きな数字が見込めますが、毎月一定額の顧問料を頂くという点では社労士業や行政書士業の後塵を拝しています。
嬉しいことに今年も1件、新規契約ができました。昨年来、その企業とは連絡を取り合っていたのですが、何回も「申し訳ございません」とお断りの言葉を先様から頂きました。それでも最後に「清成さんのところでお世話になります」と言って頂いた理由はどこにあるのでしょうか。その理由が分れば、今後も安定的に新規契約が取れそうな気がします。
この企業から断りの電話が何回かあったとき、「少し残念。しかし先様が契約するとした士業の専門家がしっかりとこの企業を支援して頂き、今以上に業績を上げてもらえれば幸いだ」と心の片隅で思っていました。こんな思いが天に通じたのでしょうか。「先生の所でお願いしようと思います」と青天の霹靂の様な電話がかかってきたのです。この一件から、「真に相手の繁栄・成功を願うことがとても大事なことだな」と改めて思った次第です。33年も士業を経営しておきながら、初めて分かった真理のように思います。
