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国旗損壊罪について思う

 高市自民党が圧勝した衆議院総選挙。TV等で総選挙の分析・解析が続々となされています。それはさておき、高市首相は国旗損壊罪の新設を選挙中に訴えていました。私はこの主張に大賛成です。日本国の一員として、日本で誕生し、日本国で生活し、日本人としての誇りがあるからです。

 高市首相は「多くの諸外国では自国の国旗を損壊したら罰せられるのに、日本ではそのような刑罰がない。国内で外国の国旗を損壊した時は罰せられるのに、日本の国旗が損壊されても罰せられないのはおかしい」と言うのです。私はその通りだと思います。なお、刑法92条に記載がある外国国旗棄損罪は、第2項で親告罪であると規定されています。

 自国の国旗を損壊した時に罰する規定がある国は、アジアでは中国、韓国、台湾、ベトナム、タイ、インドネシアなどがあります。欧州ではドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストリア、デンマーク、ギリシャなどで罰則規定があるようです。

 超大国の1つ米国では様相が少し変わります。50州で構成するUSAは、かつては一部の州で罰則規定があったようです。しかし1989年に連邦最高裁判所が、米国旗損壊は言論の自由(表現の自由)の一形態であるとして認容する判決を下したようです。ところで、現トランプ大統領の自由な言論封殺の実際をみると、米国も一筋縄でいかない国だなあ~、とつい思ってしまいます。

 国旗損壊罪に反対する人達は主張します。言論や表現の自由を守れ、と。言論や自由は憲法で保障されている基本的な権利であり、何人でも時の政府や政党、政治家等に口撃しても良いことは当然です。その手段の1つとして政治家等の肖像や造形物等を損壊することもあるでしょう。しかしこれと国旗を損壊することとは全く別次元の問題だと思うのです。

 私は国旗や国歌は日本国民統合の象徴だと思います。今、イタリアでオリンピックが開催されています。オリンピックの参加は選手一人ひとりの問題ですが、日本選手団の構成員の1人でもあります。金銀銅のメダルを取り、国旗がポールを上がっていく様子を観て涙する国民も多いと思います。私もその1人ではあります。

 毎年12月に伊勢神宮を妻と2人で参拝します。内宮の広~い参道を歩いていくと、進行方向右手に大きな国旗が掲げられている光景が目に飛び込んできます。私はこの光景を見てうっすらと目に涙がたまっていくのです。日本人としての象徴でもある国旗が、自国民や外国人から損壊されることを絶対に許してはならないと思うのです。