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トランプ大統領、66の国際機関からの脱退を指示

 米国のトランプ大統領が行政機関に66の国際機関から脱退するように指示を出したというニュースが流れてきました。米国第5代大統領が主張したモンロー主義に模してドンロー主義が流行っています。トランプ大統領が欧州、アジア、中国等の各国と無関係に独自の路線を繰り広げるという主張です。

 1989年~1990年にかけて米ソ対立の時代が終焉し、米国一強の時代が到来しました。その理論的支柱が新自由主義でした。日本もこの新自由主義の大波をもろにかぶって長期間にわたる低迷の時代を過ごしてきました。米国は新自由主義の旗を降ろして、米国孤立主義へひた走りです。果たして米国孤立主義、ドンロー主義は成功するのでしょうか。

 後年度の歴史学者にその成否を問わないといけませんが、私はかなり難しいのではないかと思います。ネット空間を含めて、政治、経済、市民の交流、エンタメを含む文化交流等々が急速に進んでいます。米国もこの大流に乗っているのです。

 今や米国や中国のような超大国であっても、一国だけで全てを完結することはできなくなりました。その流れに逆行する動きはこの大流に押し流されてしまう可能性が大です。第一次トランプ政権では、トランプ氏に物いう人物が何人かいました。第二次トランプ政権では全員がイエスマンとなっています。大統領が今の意思決定が誤りであると気づくのは何時になるのでしょうか。