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令和7年上期の出生数31.9万人という恐ろしい数字

 今日の大分合同新聞に【25年上半期 出生数 31万9千人 少子化歯止めかからず】の見出し記事がありました。単純計算でいくと年間で64万人ということになるでしょうか。この出生数の中には、私の可愛い孫(男子)も含まれています(大笑)。

 データの出所は厚労省が11月4日に公表した人口動態統計(概数)です。これによると同期間中の死亡者数は82万3千人です。差引き50万4千人の減少で、年間では100万人もの日本人がこの世からいなくなっています。先の出生数は日本人だけですが、外国人を含めると33.9万人となるようです。今年上期に生まれた新生児のうち、外国籍は2万人となります。出生割合は約6%です。

 政府は少子化大臣を設置する等して少子化に歯止めを掛けようとしていますが、効果が全く出でいません。政治のみならず、経済界、教育界、スポーツ界、新旧メディア等々は、総力戦で少子化対策に取り組まないといけません。国富の大前提は人口です。逆ピラミッドが指摘されて久しいですが、独楽(コマ)の回転の様に、回転速度が落ちれば逆ピラミッドは崩れ落ちます。こうなってはいけません。

 与野党を問わず国会議員は少子化対策に熱気を注がなければなりません。政治と金は重要、経済対策も大切、手取りを増やすことも喫緊の課題です。しかしこれらは短期的な課題にすぎません。少子化対策は20年超後の日本の姿を映し出す最重要な難問です。皆さん、声を大きくして叫びましょう。少子化対策をあらゆる手段を使って全力投球しろと。