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鹿児島と熊本の両県で大雨により災害が発生

 今年の梅雨は短期間で終わった後、猛暑の連続で日本列島全域がフライパンのようでした。それが、お盆も近づいた8月上旬から日本列島に停滞前線がいつき、何やら雲行きが怪しくなっていました。渇水で多くのダムで取水制限をしなければならない程でしたので「雨が降れば...」と思っていました。

 お天気は気まぐれです。雨が降らないどころか、猛烈な雨に九州地方は晒されました。鹿児島県次は熊本県と、河川の増水による洪水被害が拡大しました。そして崖崩れや土砂災害が多発し家屋が無残にも押し流されています。天のまた雨の神様がいれば、「ほどほどの雨にして下さい」とお願いしたい位です。

 昨夜のニュースでは熊本県では12時間で400mmを超す雨が降ったそうです。この超大量の雨だと傘を差しても押しつぶされます。人も立っておられません。1cm3の雨は1gの重さがあります。人を上から見れば平面的には0.5m2(0.5m×1.0m)位でしょうか。頭上からず~と雨が降り続くことを前提にし、仮に高さ1mだとすると0.5m3(0.5m×1.0m×1.0m)の雨が降り注いだのです。

 この時の重さは1gの50万倍となり、500kgとなる計算です。0.5m3は500,000cm3という計算が成立するからです。高さ1mではなく50cmでも250kgになります。TVでお笑い芸人が高台からバケツの水を下の芸人へ向けてひっくり返す光景が放映されることがあります。下の芸人はうっとして身を屈めます。水圧を感じるからです。このように水は本当に怖いものです。

 天のまた雨の神様、お願いです。「もう、当分の間、激しい雨は必要ありません。日本列島もそこそこに水が溜まり、水を欲しがっていた稲や野菜も潤ってきました。今暫くは晴れの天気が続きますように」。