今年の梅雨は案外と早く明けるかもしれません。今年の梅雨入りは奄美・九州南部地方が沖縄地方より早く入りました。逆転現象です。大分県を含む九州北部の梅雨入りは平年より数日遅れたようです。
しかしニュース等をみる限り、太平洋高気圧の張り出しが早いようで、梅雨明けが早くなりそうな気配です。太平洋高気圧が日本列島まで張り出すと、大陸から伸びている梅雨前線が北上し、やがて消滅するからです。
ところでＴＶのニュース番組で観たのですが、富士山周辺の湖の水位が平年より低くなっているようです。それも1ｍほども。湖面で遊ぶ白鳥型ボートも心なしか寂しげです。ボートを管理する人も所在なさ気でした。湖の水位が下がっているのは色々な理由があるのでしょうが、水位を上げる方法は降水による湖に入り込む河川の水量ＵＰでしょう。
河川の水量UPには雨が降らないといけません。勿論雪解け水も重要でしょうが、この時期は梅雨による降水が一番です。富士五湖の水量低下は周辺の絶景風景を一変させるかもしれません。自然災害の多い日本。最近は夏場の渇水が問題とならなくなりました。水を少なくするトイレの出現等、夏場の渇水対策が行き届いているからです。
それでも梅雨の時期に十分な降水がないと、今大問題となっているお米の生産にも影響が出てきそうです。雨、雨、雨。昔ながらの雨ごいをしなくてもすむようにと、雨が降ってほしいと願う私です。勿論洪水等大災害が発生しないことが大前提です。