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大分川土手の除草作業から財政難と地球沸騰化を考える

 現在の日本社会では多様な課題が山積しています。今日はその中から2つについて言及してみたいと思います。1つ目は財政難、2つ目は地球沸騰化です。この2つの好事例を同時に観ました。それについて語ってみます。

 当職事務所の前には1級河川・大分川が流れています。大分川には賀来橋、明磧橋、府内大橋と橋がかかっています。洪水による大分川の氾濫防止も含めて台形型の土手が築造されています。その土手の上が中高生の通学路であったり、市民の散歩やランニング等の憩いの場となっています。私も時間があれば20分強の散歩とウォーキングを行って体力維持を図っています。

 安倍元首相が提唱した国土強靭化のこともあり、近年は国交省が土手をコンクリートで固めています。それでも土壌が大半ですから4月頃から雑草等が繁茂し、土手の上にある幅2.5m程度のアスファルト道に雑草が覆いかぶさります。私が事務所開所したのは平成5年11月です。それから平成20年代半ばまでは毎年3回の除草作業が行われていました。

 それが今は年2回になりました。たった1回とはいうものの、雑草の繁茂力は物凄く2か月もするとアスファルト道の幅は2.5Mから1.5Mほどに狭まります。これが第1の課題、財政難です。資金を他の事業に回さないといけないのか、また河川の土手の除草作業に係る予算が削減されたのかの理由は不明です。しかし雑草作業の回数が減らされたことで、高校生らの道利用の利便性が悪くなったことは確かです。

 次に地球沸騰化、猛暑の日常化です。今年の土手沿いの除草作業(2回目)が始まったのは11月上旬です。しかし除草作業はワンマンオペの大型除草機を使用して土手の中腹から下までで、アスファルト道付近は取り残されていました。それがようやく今週(11/25~)になって除草されたのです。

 今年は10月の中旬から下旬まで暑かった! 暑い中での除草作業は熱中症にかかり易くなります。作業員の健康面を配慮して、涼しくなった(?)11月下旬に最後の除草作業をしたのでしょう。また雑草の勢いが落ちてくるので除草作業もやり易くなるのでしょう。

 除草作業を行ったことでこの道を利用する中高校生や散歩等を楽しむ市民らが、わきから伸びている雑草に気にしなくても良くなるのは良いことです。作業員の皆さん本当にありがとうございました。事務所前の大分川土手の除草作業の動きをみて、財政難と気候の猛暑化について考えた私でした。