· 

石川県能登半島での大雨被害に思う

 日本は災害大国です。大地震(と大津波)、梅雨末期等に顕著な大雨・河川の氾濫、ゲリラ豪雨に伴う都市部での内水氾濫、突然の道路陥没等々。これまでは自然災害に見舞われながらも日本人は自然と上手に付き合ってきました。それでも最近の災害多発と被害の甚大化を考えるとそろそろ堪忍袋の緒が切れてしまいそうです。

 台風14号から転換した温帯低気圧のせいで、石川県の能登半島で物凄い量の大雨が短時間に降りました。10名弱の死者・行方不明者が出ています。1月1日夕刻の大地震による大きな被害に加えて、今回の大雨による土砂崩れや河川氾濫の影響は図り切れません。被災者の方々に何を言えば良いのでしょうか。TVでは被災者の現状と発言が流されます。私が当事者だったら茫然自失で「これから何をしたら良いのか全く分からない」というのが実態でしょう。

 私達は何ができるのでしょうか。1月の大地震から立ち上がろうとしている矢先の今回の災害。掛ける言葉も見つかりません。政治、経済、宗教、学術、スポーツ等々各界のリーダーがどんどん発言して現地を励ましてほしいものです。そんなリーダーは今の日本にはいないのでしょうか。