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確定申告書の用紙を税務署に取りに行ったら...

 確定申告の季節がやってきました。と書くと「えっ!、確定申告って2/16~3/15の間にすればよいのでは」と言い返されそうです。2/16から始まるからっていって、今は何の準備をしなくても良いというのではありません。この時期に所得控除ができる社会保険料納付額等の情報を正確に収集しておく方が良いでしょう。ということで、確定申告は年明けから始まっているのです。

 私は毎年2/16の確定申告が始まった当日に確定申告書を大分税務署に持って行きます。「WEBで済むのでは?」とお考えの方もおられるでしょう。過去にはネット申告をやったことがあります。しかし当該WEBに接続し、PCのキーボードを叩き、収集したデータを入力しという作業がとても苦痛なのです。目が痛くなりますし、気分が悪くなり、申告書作成が心身に深刻な状態を招くのです(笑)。

 私は士業所得と不動産所得、給与所得、公的年金等所得と複数の所得があります。とは言っても収入(や所得)は少ないです(笑)。士業所得と不動産所得は決算書を作成しないといけません。損益計算書や貸借対照表の作成です。平成5年11月に行政書士を開業して以来、毎月試算表を作成していますので、決算書作成には時間はかかりませんし、数字も正確です(笑)。

 顧問先から有難く頂いている顧問料(当職事務所では支援料と呼んでいます)に関して、過半の顧問先では源泉をしてもっています。よって各社から源泉徴収票が届かないと決算書が確定しません。今年も2/10までに全て届いてほしいと願っています。

 さて昨年までは申告書が税務署から自宅へ郵送されていたのですが、今年は郵送されていません。ネット申請を税務署が進めようとしている為でしょう。そこで大分税務署に申告用紙一切を取りに行きました。ところが、各種用紙の残数が少ないのです。各種用紙の置き場には「〇〇〇」と書類のタイトル名が貼付されていました。「すみません。この用紙がないのですが...」と近くを通りかかった署員に声掛けするはめに。私以外に右往左往し周囲をキョロキョロする人も何人かいました。

 署員も忙しいのでしょう、5分以上待たされてしまいました。「100部程度置いているのですが...」と署員の弁。担当者を決めて10分間隔等で巡回し「この書面の残数が少ないので補充をしておこう」と補充行動を起こすようにしなければいけないでしょう。税務署も”公的”サービス業なんですから。私は高齢ということもあり、「ちょっと...」とずけずけ発声しますが、声を出さずにじっとしている人もいることでしょう。「紙で申告する方は書類を税務署まで取りに来てください」というのであれば、来署者を待たせない仕組みを作っておくことが必要でしょう。
 最後に一言。この税務署の一件が終わった後、近くにあります日本赤十字社大分支部に令和6年能登半島地震の寄付金(義捐金)を預けてきました。また当日の新聞に、天皇陛下のご長女愛子様が日本赤十字社の嘱託社員として勤務することになった、との記事が掲載されていました。公務の間で嘱託社員として働く選択をした愛子様、素晴らしい!!決断でした。一国民として清々しい気持ちになった次第です。