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130万円の壁について

 厚生労働省のHPに「年収の壁・支援強化パッケージ」について概要が載りました。今後、具体的な資料や手順を作成・公表するとなっています。現時点で社会保険の被保険者数が100人以下の会社の従業員が当たる壁は130万円の壁です。この130万円の壁への対応については、事業主の証明による被扶養者認定の円滑化が設定されています。被扶養者認定について、過去の課税証明書・給与明細書・雇用契約書等を確認することとしているところ、一時的な収入の増加がある場合には、これに加えて人手不足による労働時間延長等に伴う一時的な収入変動である旨の事業主の証明を添付することで迅速な認定を可能とすることになっているようです。これについては、健康保険組合は被保険者資格の再確認を厳密に行っていますが、これまで協会けんぽでは被保険者への文書または口頭での聞き取りで再確認を行っていました。時期的に今年は難しいだろうから、来年の10月から11月頃に行われる再確認では確認方法の変更を行うのだろうか?と予想しています。