3月4日(土)22時からのTV(OBS系)を観ていたら、参議院の麹町議員宿舎南棟の家賃引下げの話が出ていました。現行の月額92,210円から、4月以降は89,642円に引き下げられると解説をしていました。「えっ、なんで?」と妻と2人がびっくりです。その一部始終は次のとおりです。
①引下げを決議したのは参議院運営員会庶務関係小委員会。構成員は総勢15名です。党派内訳は自民党8名、立憲民主党2名、公明党2名、日本維新の会と国民民主党、日本共産党が各1名。TVでは維新の1名が反対したそうですが、他14名はだんまりを決めて引下げが決まったとのこと。維新の議員は「議事録を」と主張したところ、「議事録は過去もとっていない」として拒否されたそうです。
与党である自民党と公明党が賛成したのは理解できる(?)としても、政府に無駄遣い等を厳しく(?)追及している野党の面々が賛成するとはどういうことでしょう。共産党まで賛成したとは驚きです。自分達には物凄く甘い!のですね。維新の議員が「他の委員はどうなんですか?」と他の14名に質問したらしいのですが、うつむいて誰一人意見を言わなかったということ。賛成であれば賛成する理由をきちんと主張するべきではないですか。
②地元で営業する不動産業者によれば、「同じ間取りの部屋を借りれば30万円から36万円でしょう。私が借りたいくらいです」との弁。参議院は老朽化したから家賃を引き下げると説明しているようですが、家賃は需要と供給とのバランスで決まるはず。地域の相場が30万円であれば、いくら建物が古くなっても30万円で借り手はいくらでも見つかるのです。
③駐車場代はただ!。これまたびっくりです。麹町周辺の月極駐車場代金を調べたのでしょうか。不動産業者はこう言います。「駐車場代金が高いのでこの付近に住んでいる人は車は持っていない方がほとんどです」。さもありなんです。高い駐車場を支払ってまで、車を持つ必要はありません。交通インフラが充実しているからです。
私はこの報道を観ていてとても腹が立ちました。私達の税金で議員宿舎を建てて広い間取りの部屋に住み、古くなったからと言って国民に説明もなく家賃を引き下げる。税金泥棒と叫びたいところです。庶務委員会の委員名はHPで公開されています。私も調べました。しっかりと名前を覚えましょう。近い将来、国政選挙があるでしょうが、その時に投票するのは○○〇〇〇〇にしようと思っています。