「大学入試の思い出」が今日の投稿です。私が大学入試を経験したのは昭和49年。西暦だと1974年です。その時分は”大学入学共通テスト”なるものはありませんでした。今年の共通テストを申し込んだ受験生は51万2851人だったとか。現役志願者の割合は45.1%なので、浪人生等は54.9%ということになります。14日(土)と15日(日)の二日間、テストに望んだ皆さん、本当にご苦労さまでした。実力は遺憾なく発揮できたでしょうか。
話は私の受験生時代に戻ります。「自分の実力はどの程度か」を知りたいのは昔でも同じでした。私の時代は大分県模試というのがありました。大学入試に何人くらいが望んだでしょうか。大分県の出生数をネットで調べたところ、1960年(昭和35年)に2万人というデータを得ました。私の生年は昭和30年ですから、2万人よりもう少し多かったかもしれません。
私の時代でもかなりの人達が高校へ進学しましたが、普通高校ではなく商業高校や工業高校へ進学した人も多かったと思います。よって普通科のある高校に進学した人の数を1万人とすると、1万人の同級生が大分県模試を受験し、自分の学力を確認したと思います。大分県下の大学進学を目指す人達が受験するのですから、試験問題の作成や採点は大変だったろうと思います。確か大手予備校が試験問題の作成と採点をしていたような記憶があります。しかしこの大分県模試の結果で自分の県内順位が分ります。県内順位と先輩が進学した大学とを比較して志望校の絞り込みを行いました。
とながく私の受験生時代の思い出を綴ってきましたが、今日の新聞に共通テストの得点を大学入試に利用しない大学が増えてきているとありました。「どういうこと?」と思いませんか。共通テストは受験生51万人が同じテストを同じ日に受けます。よって受験生の学力を推し量るには絶好のテストです。
共通テストの得点に自大学の入試得点とを組合わせることによって、欲しい大学生像が明確になってくると思うのです。共通テストの採点を利用しないというのあれば、共通テストに参加しなければ良いのにと思います。受験資格に共通テストを受験していることとあれば、共通テストの得点は合格判定の判断に使うべきではないでしょうか。
とまあ、持論をぶっているのは自分の子供たちが全て学業を終えているからです。でも自分の孫が受験を控えた年頃になると、孫可愛さに別の主張をするかもしれません。頑張れ~!、私の子孫、みらいの孫たちよ!(笑)