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ヤフオクで高級車560万円で落札。代金送金も車届かず。詐欺に遭った!

 ネット社会は超急速に私たちの生活に浸透してきました。SNSの種類も増えました。私はそれらのSNSツールはごく一部を除き、ほとんど利用しません。利用すると自分の貴重な時間が奪われると考えているからです。私は時代の落後者になっていくかも知れません。しかしそれはそれで良いのです。自分で選択した結果だから、甘んじてこの名誉(!)を受けようと思います。

 今日はこのネット社会で、人を欺く行為を働く人たちの例を取り上げてみたいと思います。「人を欺く」と書くと思いつくのは、オレオレ詐欺の類でしょうか。高齢者らに電話を掛けておカモをだまし取る卑劣な行為です。また、最近ではPC作業中に「エラー表示」が出て、対応するにはお金を要求する詐欺事件も多発しています。新聞等の報道では、若い年代から高齢者までこの詐欺に係るのですから、よほど手口が巧妙なのでしょう。私も気をつけないといけません。

 ネット経由では銀行等のHPと瓜二つの偽HPを作成し、カード情報をだまし取る輩もいます。これから書く詐欺の手口はヤフオクを使った手口です。Yahoo!ジャパンが運営するオークションWEBですから、オークションに出品する品物や出品者はYahoo!が事前に調査しているはず(!?)です。でないと、偽物をつかまされる可能性があるからです。またWEB管理者はプロバイダ責任制限法等の業法を遵守しているでしょうから、運営WEB等が適正に管理されていると思いたいです。

 しかし、私の知人の知人!は、このヤフオクで詐欺に遭ってしまいました。その知人、仮にAさんとしますと、Aさんは高級車が欲しいとリアルの店舗で探し回っていました。しかし欲しい車種の車が見当たりません。そこで、WEBで探し回っていたところ、ヤフオクでその車が見つかりました。価格は500万円とあります。そこで、急いで入札に参加しました。すると第三者も参加し値段がつり上がり、最後は560万円でAさんが落札できました。早速、Aさんは代金をヤフオクへ振込みました。

 ヤフオクのルールはこうらしいのです。購入者が代金をヤフオクへ振り込む。出品者や購入者に落札品を発送する。落札者が届いた商品を見てOKとヤフオクへ通知する。この通知を得て、ヤフオクは出品者に代金を振り込む。こうすれば、出品者も落札者も安心して入札に参加できるはず!です。

 しかし、Aさんの手元には落札したはずの高級車は待てど暮らせど届きません。代金560万円は既に支払っているにもかかわらずです。Aさんは当然!、ヤフオクに「まだ届いていない」と確認します。ところが、ヤフオクは代金を出品者に支払ったというのです! 「えっ!」と驚くAさん。既に後の祭りです。

 今回の詐欺を働いただろう悪者は、またヤフオクにベンツを650万円で出品!しているらしいのです。ヤフオクは出品者の調査をしないのでしょうか。苦情等の情報は生かされないのでしょうか。ネット社会の先頭を走っている会社であってもこんな具合です。

 私はバーチャルな世界を信じません。中国ら他国では「騙す方よりも騙される方が悪い」という考えが主流だそうです。それであれば「騙されない」という防衛線を張らないといれません。私の防衛線は「ネット社会に深く入り込まない」という選択なのです。