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熱中症にご用心

 新聞等メディアで少しずつではありますが、熱中症という言葉が散見されるようになりました。私は2日前の4日・日曜日に、自宅の庭で草取り等をしました。午前午後あわせて7時間の作業でした。ところが、午後に少し気分が悪くなってきました。作業中は帽子をかぶっていたのですが、帽子を取って頭から水をかぶりました。熱中症になりかかっていたに違いありません。

 4日・日曜日は時々日は差し込みましたが、曇り空でした。しかし、梅雨時の日中ですから、湿度が高かったのかも知れません。午前中3時間弱の作業の後、昼時に飲んだビールが悪かったのかも知れません(笑)。午後の作業は連続で4時間30分。途中で水分補給はしたものの休憩もとらずに、ひたすら雑草取りをしたのが追い打ちをかけたのでしょう。

 熱中症は昔、日射病と言っていたと思います。夏の強い日差しを受けて体温が上がり、発汗作業も追いつかない為に深刻なダメージを体に与えるという感じでした。日射という言葉が、「強い日差しを受けて」というイメージを作り上げていたように思います。今はこの日射病が熱中症へと言葉を変えています。

 熱中症は「日」という言葉がないために、必ずしも「夏の強い日差しを浴びる」ということを前提にしてはいません。体温が上昇し、身体と生命を危険に陥れるという状況は一緒です。体温上昇を防ぐ為に、私たちの体は発汗ということを行うようにできています。この発汗ということが出来なければ、体温は上昇し続けます。体に溜まった熱を体外に発散できなくなります。

 発汗できないのは、体外の環境の湿度が高い時に表れるようです。よって、天気予報等で湿度が高いとされる日や時間帯は、むっと熱がこもり易い室内や屋外での作業はなるべく避けた方が良さそうです。今年早くも熱中症の症状に見舞われた私からの警告です(笑)。