
今日の午後、豊後大野市にある県央空港に行ってきました。県央空港では、大分県から委託を受けて、大分市に本店がある九州航空㈱様が防災ヘリ等の運航を行っています。左の写真は九州航空様が所有しているセスナです。後方にある建物の左側(写真には写っていません)に格納庫があり、防災ヘリが納められています。
防災は地震等災害大国でもある日本、大分県にとっても重要な行政施策です。大分県はくじゅう連山、傾山、祖母山など山岳愛好家にとっては、垂涎の的となる山々が数多くあります。不注意により滑落等が発生した時は、この県央空港に救助要請がくることでしょう。また県南等のリアス式海岸でもいつ大地震による津波による被害が発生するかも知れません。津波がなくても漁船等の転覆事故もあるかも知れません。このいざ!という災害救難の為に、県央空港の皆さん方は日々訓練等に勤しんでいます。
さて、何故私が県央空港に行ったかということを説明しましょう。どんな企業でも、研修会や講習会等を通じた人財育成を怠りなく行なっていると思います。九州航空様も同じなのです。研修を定期的に行うことで、植物が芽を出して双葉となり、そしてすくすくと成長しやがて花が咲き実をつける。人財研修も植物を育てることと同じ様に、対象社員に対し天塩を掛けて計画的にかつ一定期間実施していくことがとても重要です。「事をせいては仕損じる」と言います。人財育成は短兵急に実施すべきではありません。じっくりと腰を据えて行うべきものなのです。
九州航空様の人財育成は2年かがりで実施しました。研修会の焦点はコンプライアンス(法令等遵守)です。セスナやヘリの安全運航には機器の整備等が欠かせません。また操縦士を始めとする社員の健康維持も欠かせません。これらの関心事は、別の言い方をすればコンプライアンスなのです。2年間の研修を通じて、県央空港を預かる九州航空様の皆さん方に、コンプライアンスの必要性や重要性等について、正しい知識と見識を持って頂けたかと思います。
九州航空の皆さん! 今後も安全運航を心掛け、大分県民の健康と安全に貢献して戴けますよう大いに期待しています。2年間の研修、お疲れさまでした!