私事ではありますが、昨日福岡市でFP1級の実技試験(口頭試問)を受けてきました。遅刻は厳禁ですので、前日13日の土曜日に前泊して試験に臨みました。試験は2回あります。それぞれ与件文と設問を15分間で読み込み、自分の解答を事前にメモ書きしておきます。そして、2名の試験官の前で設問に応じた質問がなされ、それに口頭で解答するという試験方法です。
いや~、緊張しました。試験に臨んだ受験者は23名(3グループに分かれ1グルーフ8名ですが、1名欠席したようです)。全体的に女性が多かったようです。約4割は女性だったように思います。受験者は金融機関に務めている人が多い様です。女性行員でも1級FPとなれば資格手当等もつき、また行内での昇進レースも優位に立てそうです。私の目からは、女性受験者は優秀な方々が多そうでした。
FP技能士は国家資格で、一般社団法人金融財政事情研究会・検定センターが試験を実施します。3級、2級と進み1級へと挑戦するのですが、1級技能士試験は2種類あります。(昨年9月に実施された)学科試験(筆記試験)に合格した者が実技試験(口頭試問)を受けることができます。実技試験合格者がはれてFP1級技能士となれるわけです。
実技試験の試験官は2人ですが、1名が質問しまた受験者の解答につきまた追加の質問をするという方法で実技試験は進みます。もう1人の試験官は解答がずれていないかなどのチェックをしているようでした。FPは個人の資産管理運営の助言等をする能力が問われます。よって税務関係の知識も多少なりとも必要です。与件文と設問も税務面の解答を誘発するような内容でした。以上から、試験官の1人または2人は税理士の資格を持っていそうな感じでした。
それにしても、試験は何回受けても緊張します。ずーっと遡れば、高校受験から受験という試練に立たされました。大学受験、入社試験をへて、会社に入社した後も昇格試験に挑戦しました。在職中に宅地建物取引士と行政書士の資格をとり、起業後に中小企業診断士や社会保険労務士などの国家資格を取りました。また日商簿記2級など仕事上必要となる民間資格にも挑戦してきました。
私は昨年12月で65歳に到達しました。しかし、70歳到達前までは仕事を続けようと考えている以上、知識の習得を続けなければなりません。知識習得と資格取得とが連動している場合は、当該資格取得の為に試験を受けるという場面もでて来るに違いありません。資格挑戦を避けることなく、これからも前向きに挑戦していきたいと思います。以上、FP1級実技試験挑戦の報告でした。