昨年、河野太郎行政改革・規制改革相がTwitterで投稿されていましたが、令和2年12月25日より年金手続きのの申請、届出様式の押印が原則廃止となりました。今後も口座振替を申請する際の銀行印は必要となります。しかし、それも全262手続きの中の10件のみです。
当事務所では年金機構宛ての手続きはほとんど電子申請で行うため、これまでも随時の押印は不要でした。なので、年金機構宛ての押印が廃止になったことで効率が良くなるといった実感は正直なところ余りありません。ただ、今後協会けんぽなどの健康保険に関する申請書類に脱ハンコ、それに伴う電子化が図れれば効率が上がるのではと感じています。協会けんぽも、昨年9月から一部書類について署名・押印の取扱いが変更となっています。しかし事務の効率化といった面から考えると、もう少し変更を加えても良いように思うのですが…これは私の私見です。
皆様の事業所でも行政への届出の脱ハンコをきっかけに、社内でただの慣習で行われている無意味な押印がないかを見直し・廃止することで仕事の効率UPが図れるのではないでしょうか。