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勝ち残る為の会社の条件とは?

 災禍著しいコロナ禍で、私が講師となってある会社の次世代を担う若手リーダーを対象にした研修を行いました。複数回にわたっての研修ですが、その初回のテーマが「継続的な繁栄を続けている会社」「常に勝ち続ける会社」の条件を考えてみようというものです。

 「勝ち残る」と「生き残る」は、共に今日以降も会社として「残っている」というのでは同じですが、両者には大きな相違点があります。「勝ち残っている会社」では笑いが止まりません。経営者から末端の従業員まで仕事を楽しんでいます。また取引先もしっかりと利益を稼いでいます。

 一方の「生き残っている会社」は毎日が苦しいことの連続です。経営者と幹部社員の顔は引きつっています。末端の従業員は自分の仕事の意味が理解できません。取引先は「この会社とこのまま付き合って行って良い物だろうか」と疑心案疑の毎日です。

 「勝ち残る会社」の割合は概ね15%ほどです。更に付け加えると、増収増益を連続して続けている会社でまた市場シェアーや利益率が断トツな会社は2~3%位でしょうか。残念ながら「生き残っている会社」の割合は概ね80%です。過半の会社はこの80%の「生き残っている会社」に含まれてしまいます。

 私が研修会の講師を務めたA社の研修の最後に、本稿に添付している資料を参加者にお渡ししました。「勝ち残っている会社」の具体例はまだ沢山あるでしょう。この資料は「勝ち残る会社」の条件のほんの一例にしかすぎません。しかしながら、「勝ち残っている会社」の条件を知らないでは、いつの間にか「生き残っている会社」へ転落するかも知れません。是非ご高覧下さい。