9月13日(日)にファイナンシャルプランニング(FP)1級の試験に挑戦しました。午前10時に試験が開始し、途中1時間の休憩を挟んで午後4時までの計5時間が試験時間です。最初は設問4肢から正解又は誤解を1つ選択をするという基本問題です。次は長文で書かれた与件文を読んだ後に、3つの問題を筆記で解き回答欄を埋めるという応用問題です。5時間の試験を終えた後は、心身共にヘロヘロで「もう二度とこの試験は受けたくはない」という状況下に追い込まれていました。
FP技能士は3級、2級そして1級と3段階に資格等級が区分されています。合格率でいうと3級は45%程度、2級は25%程度、1級は8%程度というところでしょうか。この合格率で分かるように、1級は前二つの等級より格段に難しくなっています。「ファイナンシャルプラング」という肩書があるように、FPは個人や法人に対して大切な資金の上手な活用方法の提案や助言を行う、いわば金融のプロの側面があります。
出題範囲がとても広範囲です。社会保険、労働保険、医療介護、生命・損害保険、株式・債券投資、法人・所得税制、建築基準法・都市計画法、企業法務、事業承継、相続、不動産・商業登記など等。今回受験した1級では、これまで見聞きしたことのない単語や熟語が沢山出てきました。選択肢4問から正解又は誤解をチョイスする基本問題であれば、まあ何とか解けないことはないでしょう。マークシートでの解答ですし(笑)。しかし、後半の記述式(応用問題)では全くのお手上げ状態です。
各級の正答率は60%以上です。私が保有する中小企業診断士の正答率も60%以上です。診断士試験も出題内容が多彩で「広くそして中位の深さの知識」を問われる試験だと思います。これと同じ状況がFP1級の試験でした。さて、運よく合格できたでしょうか? 持って帰った問題用紙はファイルに綴じ込みましたが、再び開くことはないでしょう。これが私の心の弱さと言えるでしょう(笑)