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出生数86万4千人に思う

 今年最後のブログ投稿ですが、衝撃的なニュースが飛び込んできました。全国の今年の出生数が86万4千人になったというのです。100万人を割ったのは確か2015年(平成27年)だっと思います。その時の出生数は98万人だったかな~? 私はよく言うのです。「山を登るのは大変だが下るのはある意味で簡単だ。加速度がついて転げ落ちるからだ」と。正に急速な出生数の減少に歯止めが全くかかっていません。

 私は昭和30年(1955年)生まれです。その年の出生数は173万人でした。今年は昭和30年と比較して1/2の水準となりました。国の活力の一つには人口の多さがあるでしょう。また人口の多さに加えて、若い人たちの人口構成比が高いこともあげられるでしょう。このような社会では活気が雲の様に湧き出てくるでしょう。しかし現在の日本社会は、出生数を上回る死亡者数、そして団塊世代が続々と年金生活を送るという高齢社会の実現、という二重苦に苛まされています。

 このような状況を打破するにはどう行動すれば良いのでしょうか。政府は社会保障改革を進め、女性の社会進出を目論み、安心して子供を産み育てる環境づくりを行っています。しかし中々成果が出ていません。一方で一国民として何ができるのかを一人一人の国民が、考えて行動していないような気がします。その国民の1人に私も含まれているのですが...。

 もうすぐ令和2年1月1日、お正月がやってきます。家族や仲間が集い、わいわいがやがやの時間を過ごされると思います。その時に、日本国のあるべき将来を語りあうのも良いかもしれません。一人にとって小さな一歩でも、全国民が進めば1億2万歩となります。輝かしい日本国となるよう、夫々が努力を重ねて欲しいものです。