NHKの総合TVで衝撃的なドラマ&解説を観ました。番組名は「パラレル東京」です。12月2日(月)から5日(木)まで4夜連続のドラマでした。首都東京に直下型大地震(震度7)が発生し、(NHKに擬した?)TV放送局がその惨事を伝えつつ、人々に激励をしつづけるというドラマでした。放送は約25分。その後35分がゲスト4名を含む6名を中心とした解説・対談という構成でした。向う30年間に70%の確率で発生すると予想される首都直下型大地震の恐怖をまざまざと見せつけられました。
初日(2日)は19時30分からの放送で、2日目(3日)以降は22時台からの放送でした。この番組を観られた方も多いのではないでしょうか。この番組はただ恐怖感を植え付けるだけではなく、地震国に住む私達へ必要な備え・対策を講じることの大切さを訴えているように思います。折しも、今年10月は台風15号や19号などの自然の驚異に晒され多くの人命が失われました。それに加え、自宅の崩壊・浸水や長野新幹線が水に浸かって廃棄に及ぶなど、経済活動にも多大な影響を与えました。
日本人の悪い癖、「のど元過ぎれは熱さ忘れる」や「熱しやすく冷めやすい」などの性状をこれを機会に改めないといけなのかも知れません。気象庁が今年何度叫んだことか...! 「自分及び愛する家族の身体と生命(と財産)を守る為に早急の避難を」。何度繰り返されても「体験しないと実感がわかない」というのも真実でしょう。このドラマの再放送を観たいものです。
経営者は災害多発の現在、社員とお客様の身体と生命を守る対策について、真剣に考えるべき時期に来ているのかも知れません。