令和元年(平成31年)も半分過ぎました。歳をとると「光陰矢の如し」の言葉の意味が良く分かるようになります。私は法人も持っていますが、個人事業が主体ですので、「今年の予算は達成できるかな?」と考える日々を過ごしています。個人企業は日本全国で220万社ほどあり、法人企業を含めて400万社弱といわれる中で55%ほどを占めています。我が清成事務所もこの個人企業の一翼を担っています。
会社では半期が過ぎた時点で今期見通しを立てるものです。半期の良かった点、悪かった点を洗い出し、後半戦の戦い方を検討するのです。現状分析(反省と成果の確認)をしなければ、「どのような手を打てば良いのか」皆目見当もつきません。適正な現状分析ができてこそ、適切な戦略や戦術を立案し実行できるのです。
会社は月次決算をします。また3ヶ月を一単位とした四半期決算をする会社もあるかも知れません。1ヶ月や3か月のタイムだと趨勢を見極めることができない恐れがあります。これが6ヶ月、半期となれば趨勢・基調は自ずと知れてきます。確実に確認してからでは打つ手が遅くなる可能性がありますが、半期の動きを診てから対策を即座につくり、即時実行する。これが企業風土として染みついているのであれば、前半戦が不調でも後半戦に盛り返すことは十分に可能です。
一定の期間毎に経営成績を確認し、そして手立てを打っていく。基本的な管理サイクル、A-PDCAサイクル(先頭のAはアラナイズ(analyze・分析))を循環して行けば、会社の業績は危険水域まで落ち込むことは決してありません。