平成31年(2019年)が明けました。年末年始はどのようにお過ごしだったでしょうか? 1月2日に世界各国でマーケットが始まりました。各国の株式は軒並み下落から、また為替は急激な円高で始まりました。円の対ドルレートは108円を中心とした値動きがあり、一時的に104円台に突入という「日本経済、今年は波高し」という状況が作り出されてしまいました。
今年最初のブログから少々暗い話となってしまいました。しかし、楽天的に事象を捉えるよりは、多少は悲観的、否定的に捉えて事前対策を講じていた方が、リスクが現実化した時の被害は少なくて済みます。「何とかなるさ」は悲観的に考え抜いた後に出てくる経営者の言葉と言えます。「ここまで対策を準備している」という余裕がとても大事なのです。
IMF(国際通貨基金)によると今年の日本の経済成長率は0.9%だとか。昨年は1.1%ですから僅かに下落です。巷間では「最長の景気拡大局面」と言われていますが、全く実感がありません。今年10月には消費税がアップします。米中の貿易摩擦の行方も不透明です。隣国韓国の一種の日本たたき。上げれば景気の先行きを危うくするリスクばっかりです。
しかし、TPP11やEPA(EU経済連携協定)の発効により貿易立国日本の外需拡大が期待できるでしょう。またインバウンドの増加、2020年東京オリンピック等々内需も底堅く動く可能性もあります。
さあ、新しい平成31年(2019年)を素晴らしい年とできるかは経営者の皆さんにかかっています。大いなる自信を持って、荒ぶる大海へ船出していこうではありませんか。