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捨てることの重みを噛みしめる

 事務所のスタッフもプログにアップしていましたが、12月は大掃除が大流行りの季節です。「今年の埃や汚れは今年の内に・・・」とごく普通の日本人は思うのでしょう。綺麗になった自宅や事務所、工場、お店等々は「気持ちいい~」のではないでしょうか。

 さて、私清成は毎週月曜日、事務所に出てから先ず一番先にすることは、毎朝行っている事務机(の拭き掃除)以外の書類棚、床などを掃除しています。さて、10日の掃除の際に長年書類棚に置き続けていたある備品を捨てました。毎年、毎月、毎週、「ただそこにあるだけ」の備品でした。しかし、捨てることができなかったのです。

 「後生大事」という熟語があります。昭和30年(1955年)生まれの私は、物不足の時代に少年時代を過ごしました。「物を大事にする」ということはとても大事なのですが、「もう必要ない」と理解しているのであれば「捨てる」という決断も必要なのです。

 にも拘わらず、「捨てきれなかった」自分がここにいます。

 私が経営支援でいう言葉。「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を徹底すれば、仕事の”不”がなくなり生産性が向上します」。またこうも言います。「自分(清成)も実践しています」と。しかし、「言うは易し行い難し」です。

 「語る者は実践すべし」。いや~、今回「長年連れ添った(笑)備品を捨てた」ことで、心のとげがとれました。やはり5Sは大事なんです。経営者の皆さん、年末にこじつけて、この際に「思い切って捨てる」ことをしませんか!