安倍首相が自民党総裁に三選されました。これで更に任期が3年延長され、順調にいけば戦前を含めて多数の総理大臣がいる中で、最も長い在任期間となることが確実となりました。
一方の対抗馬、石破さんは地方票で善戦したと報じられています。長期政権で飽きがきたこと、モリカケ問題がすっきりした解決になっていないこと、官僚の悪事が次々と公になり任命責任が問われたこと等々から、石破さんを積極的に支持したというよりは、安倍さんの猛省を促す地方票だと考えた方が良いでしょう。私はそのように思います。
さて、ここで質問です。トランブ政権の登場など世界各地では従来の発想では考えられない政治、経済、社会のあらゆる場面での激変が発生しています。こういう事態では、従来型の、根回し型の、全員賛成まで結論先送り型のリーダーが適切だと思いますか? 日本がゆっくりとしていても、他国や国際情勢は白黒、上下が一挙にひっくり返る程の荒波に襲われているのです。正に台風21号級、いやそれ以上の超ど級の台風が吹き荒れているのです。
安倍さんを擁護するのではありません。世界に散在する無法者の政治指導者らに対し、しっかりと日本の国益を主張しきれる政治指導者が必要なのです。安倍さんはその点では合格点でしょうか。国内政治では誤りも多そうですが、世界の中の日本を強く主張できる指導者が必要なのです。
以上は私が思う日本の政治リーダーの考え方です。