振替休日と代休の違い

今週の水曜日、夫が「明日は休日出勤した時の振替休日になった」と私に伝えました。そこで私は「それは代休でしょ?振替じゃないよね」と応えました。夫は「いや、振替だと総務から言われたよ。だから代休ではないよ。振替だから割増賃金も支払わないって言っていた!」と引きません。

さて…振り替えと代休は何が違うのか。

振替休日とは、予め定めてある休日を、事前に手続きして、他の労働日と振り替えることをいいます。この場合、もともと休日と定めていた日は通常の労働日の扱いとなるため「休日労働」とはならず、休日労働に対する割増賃金の支払義務も発生しません。

一方、代休は予め休日と定められていた日に労働させ、事後に代償措置として代わりの休日を与える場合を言います。この場合、労働を命じた休日が法定休日であれば、休日割増賃金のの支払いが必要となります。

夫の場合は休日に休んでいたところを緊急対応で出勤していたので、予め振り替えていたとは言えず、代休になります。ただ、夫が出勤した休日は法定休日ではなかったので割増賃金の支払義務はありません。夫へは図(カレンダー)を用いて説明したところ理解をしてもらえました。以前も友人から振替と代休の違いが解らないと質問をされたので、振替と代休の違いについては解り難いのかもしれませんね。