労災に注意1

暖かくなりテンションが上がる春。ここ最近、新聞等を見ると様々な労災問題が取り上げられています。そんな春は労災に注意しましょう。

さて、そもそも「労災」とは何でしょうか?

「労災」とは「労働災害」の略で、仕事が原因で、怪我をしたり病気になったりしてしまうことを言います。

例えば、建築現場で資材の下敷きになって怪我をしたり、徹夜で仕事を続けたことや、パワハラのストレスで病気になってしまった場合がこれにあたります。

その他にも、職場のドアに指を挟んで怪我をしてしまったり、職場の廊下が滑りやすくなっていて転んでしまった等、ささいなことでも、仕事が原因で怪我や病気が生じていれば労災として認められる可能性があります。

このように、仕事を原因とするいろいろな怪我や病気が、労災と認定される可能性があるのです。

しかし、職場で怪我をした場合でも、必ずしもそれが「労災」であるといえるとは限りません。

例えば、仕事が休みの日に、職場で勝手にお酒を飲んでいて、酔いすぎて転んでしまい、骨折をした場合等は、「労災」とはいえません。

このように、どこで、何をしていて、どのような状況で怪我をしたり病気になったりしたのかをきちんと調査した上で、その事故が「労災」にあたると判断してもらうことを、「労災認定」といい、この判断は、労働基準監督署が行います。労働基準監督署に、「労災」であると認められると、様々な保険給付を受けることができます。

では、どうすれば労災と認められるのか?

この話の続きはまた次回「労災に注意2」でしたいと思います。