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正月に立てた計画の点検を!

続けることは簡単なようで「難しい」の一言です。「三日坊主」という4文字熟語がありますが、続けることの難しさを表しています。何故私がこのような切り口で本コラムを綴り始めたのか、その理由を語りたいと思います。

段々春めいてきて、桜の開花宣言も聞くようになりました。ということは、平成30年(2018年)も既に1/4が終わろうとしているのが何となく分かってきます。

ところで、経営者をはじめビジネスに携わる人は初詣で、「今年はこんな年にしたい」「経営成績をもっと上げたい」と神仏に祈ったと思います。俗に言う願掛けです。祈りだけでは、「形になりません」。で、祈願した内容の「実行計画を作成した」はずです。実行計画を作成していなければ、成果が出ないのは当然です。

ここまで来るともうお分かりですよね。祈願したものを実現する為の実行計画が確実に実行されているかを点検して下さいということです。俗に言うPDCAサククルを回すということ。Pは誰でもできます。問題はD、実行なのです。PDCAサイクルを100とすると、Pは30%程度で、Dは50%~60%、CAは残りという具合です。「実行できない」「実行しようとしない」「適当にやっている」ということが大問題なのです。Pを100%実行すれば、祈願した内容はほぼ達成できたも同然です。

最低でも3ヶ月に1回(年に4回)は、「計画した内容を確実に実行できているか」を冷めた頭で確認してみましょう。「出来ていない」なら、「できる様に体制作りを始めよう(やり方を見直そう)」。経営課題の解決の出発点は「先ず、実行することから始まる」のです。